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株式会社丸喜

地盤改良工事

「鋼管杭は高い」を技術で覆す
次世代鋼管杭「礎工法」

1. 破壊的イノベーション

イノベーション01
テーパー形状を用いて貫入性に特化

「先端翼=溶接で作る」という常識を払拭。鋳物とすることで「先端翼のテーパー形状」を可能に。(t21>t22)
従来の先端翼部分の均一な厚みは過剰設計。テーパー形状で無駄な重量(=コスト)を削ぎ落とす。

イノベーション02
590N/mm2 級高張力鋼管

礎工法は590N/㎟級の高張力鋼管HU590の使用が可能。高張力鋼管は鋼管杭の厚み(t)をより薄くできるので、重量減による材料コスト削減効果が絶大。
さらに現場での溶接継手や機械式継手を使用することにより上杭・中杭・下杭まですべてをHU590鋼管で一本化できる。

イノベーション03
疑似螺旋構造

2枚の先端翼の交点をずらし疑似螺旋構造を創出。
抜群の貫入性は高い施工性を誇り、圧倒的な工期短縮を実現。

イノベーション04
経済設計

地盤に合わせて、最適な鋼管と先端翼の組合せを選ぶことで経済的な設計が可能に。

杭軸 D 杭厚 t1 翼径 Dw 翼厚
テーパー形状
t21 → t22
φ 101.6 4 250 12 → 8
φ 114.3 5 300 14 → 8
φ 139.8 6.6 350 16 → 8
φ 165.2 11 500 30 → 12
φ 190.7 11 550 32 → 15
φ 216.3 15 550 28 → 15
16 650 38 → 15
φ 267.4 17 700 36 → 15
18 800 50 → 18
φ 318.5 15 650 28 → 16
19 800 40 → 16
φ 355.6 18 750 32 → 20
20 900 50 → 20
φ 406.4 20 850 36 → 22
21 1000 55 → 22
φ 457.2 22 950 40 → 25
25 1150 60 → 25

先端部サイズ(mm)
杭径はφ101.6~φ457.2、翼径は250 ~1,150mmと広範に取り揃えており、多種多様な設計条件に対応します。

2. 杭姿

断面写真

3. 適用範囲

支持地盤 砂質地盤・礫質地盤・粘土質地盤
最大施工深さ 砂質地盤・礫質地盤 : 130D
粘土質地盤 : 130D(ただしφ457.2は58mまで)
[ 引抜き ]
最小杭長
2.7mと7Dwの大きい方
適用する
建築物の規模
延床面積の合計が500,000㎡以下

4. 押込み支持力(国土交通大臣認定)

地盤から決まる押込み方向の許容支持力の算出式
  • β 杭の周囲の地盤(地震時に液状化する恐れのある地盤を除く)の内、砂質地盤における杭周辺摩擦係数 β=0
  • γ 杭の周辺の地盤(地震時に液状化する恐れのある地盤を除く)の内、粘土質地盤における杭周辺摩擦係数 γ=0
  • Ns 杭の周囲の地盤の内、砂質地盤のN値の平均値
  • Ls 杭の周囲の地盤の内、砂質地盤に接する長さの合計(m)
  • qu 杭の周囲の地盤の内、粘土質地盤の一軸圧縮強度の平均値(kN/㎡)
  • Lc 杭の周囲の地盤の内、粘土質地盤に接する長さの合計(m)
  • Φ 杭の周囲の長さ(m)Φ=π・D
地盤から決まる押込み方向の長期許容支持力早見表
杭径
D(㎜)
翼径
Dw(㎜)
杭先端より下方に1Dw、上方に1Dwの範囲の平均N値
5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
101.6 250

12

24

36

48

60

72

114.3 300

16

33

50

67

84

101

139.8 350

23

46

70

93

116

140

163

165.2 500

45

90

135

180

225

270

315

360

405

451

190.7 550

55

110

165

221

276

331

386

442

497

552

216.3 550

57

114

172

229

287

344

402

459

517

574

650

76

152

229

305

381

458

534

610

687

763

267.4 700

92

184

276

368

460

552

645

737

829

921

800

115

231

347

463

579

694

810

926

1042

1158

318.5 650

87

175

263

351

438

526

614

702

790

877

800 122

244

366

488

610

732

854

976

1098

1220

355.6 750

115

230

345

460

575

690

805

920

1035

1150

900

154

308

462

616

770

924

1078

1232

1386

1540

406.4 850

148

296

445

593

741

890

1038

1186

1335

1483

1000

192

384

576

768

960

1152

1344

1536

1728

1921

457.2 950

185

371

557

743

929

1115

1301

1487

1673

1859

1150

252

504

756

1008

1260

1512

1764

2016

2268

2521

【単位:kN/本】

※地盤から決まる許容鉛直支持力の算出は小数点以下は切捨て表示

5. 引抜き支持力(建築技術性能証明)

地盤から決まる引抜き方向の短期許容支持力の算出式
地盤から決まる引抜き方向の短期許容支持力早見表
杭径
D(㎜)
翼径
Dw(㎜)
杭先端より上方に3Dwの範囲の平均N値
5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
101.6 250

8

16

24

32

40

49

114.3 300

12

24

36

48

60

72

139.8 350

16

32

48

64

80

97

113

165.2 500

34

69

104

139

174

209

244

279

190.7 550

41

83

125

167

209

250

292

334

376

418

216.3 550

40

80

120

160

200

241

281

321

361

401

650

59

118

177

236

295

354

413

472

531

267.4 700

65

131

197

262

328

394

460

525

591

657

800

89

178

267

357

446

535

625

714

803

892

318.5 650

50

100

151

201

252

302

353

403

453

504

800

84

169

253

338

422

507

592

676

761

845

355.6 750

68

136

205

273

342

410

479

547

616

684

900

107

214

322

429

536

644

751

858

966

1073

406.4 850

87

175

262

350

437

525

612

700

787

875

1000

131

262

393

524

655

786

917

1049

1180

1311

457.2 950

108

217

326

435

544

653

762

871

980

1089

1150

174

349

524

699

874

1049

1224

1399

1574

1749

【単位:kN/本】

※地盤から決まる許容鉛直支持力の算出は小数点以下は切捨て表示

※杭の有効重量は含めず

6. 打ち止め管理

礎工法は工法管理者のもとで以下のように [ トルク管理 ] または [ 深度管理 ] を行います。

トルク管理

*1 トルク管理値:試験杭で得られた回転トルク値の80%

深度管理

*2 試験杭施工データと同様な傾向であることを確認しながら回転貫入を行う

※礎工法施工方針による

7. 鋼管ねじり強度

STK490
杭軸径
(㎜)
杭軸厚
(㎜)
短期ねじり強度
(kN・m)
φ216.3

8.2

100

12.7

146

φ267.4

8.0

154

12.7

231

φ318.5

9.5

259

12.7

336

φ355.6

9.5

326

12.7

424

φ406.4

9.5

431

12.7

562

φ457.2

9.5

549

12.7

719

HU590
杭軸径
(㎜)
杭軸厚
(㎜)
短期ねじり強度
(kN・m)
φ216.3

6.5

110

12.0

189

φ267.4

7.001

184

12.0

298

φ318.5

7.0

265

13.0

465

φ355.6

7.0

332

13.0

587

φ406.4

8.0

496

14.0

831

φ457.2

8.6

677

15.0

1133

※小数点以下は切捨て表示

8. 杭芯間隔及びへりあき例

  • A:杭芯間隔
  • B:へりあき
  • 1.5×Dw
  • 1.25×D以上

Dw:先端翼径
D:杭軸径

※設計者の判断となる

9. 杭頭部の接合例

埋込み方式

杭頭をフーチング内に杭径以上埋め込む。

主筋定着方式

杭頭に鉄筋をフレア溶接し、フーチング内に定着させる。

※設計者の判断となる

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