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株式会社丸喜

地盤改良工事

GRRシート工法とは

環境にやさしく低コストな住宅地盤補強工法
世界各国の航空滑走路・高速道路・路線で実証!

GRRシートは、一般的に行われている表層・柱状改良工法で使用される固化材に起因する有害物質・六角クロム発生による環境汚染のない安心・安全な工法です。
エコロジー&エコノミーのクロス工法は世界各国の空港滑走路・高速道路・ヨーロッパ高速列車TGVの路線等に使用され実証済みの安心・安全の住宅用地盤対策工法です。

GRRシート工法 概要

GRRシート工法は、所定の厚さを有する砕石地業中にジオテキスタイルを敷設することで、砕石地業による地表面付近の剛性補強効果とシートによる砕石層の変形拘束効果によって、支持力補強効果を得ることができる技術です。
深層混合処理工法などの杭状地盤補強工法や浅層混合処理工法のように、特殊な施工設備を一切必要としないため、狭小地での適用に優れています。
また、施工後、地中深くに何も残るものがないため、建築物の解体撤去後に地中埋設物が発生することがありません。
さらに、その他の地盤補強工法と異なり、地業の一環として対応できるので、工事管理の手間が省けるなどのメリットが有ります。
特徴
  • 地盤固化材を使用しないため、環境に対する汚染を生じません。
  • 施工に伴う振動や騒音が小さいため、周囲環境に配慮できます。
  • シートの敷設位置が建物基礎の直下にあることから、建設機械の稼働時間が削減されます。
  • シートは、「ポリプロピレン100%」のため、建物解体時には焼却処理が可能です。
  • すべて目視で確認できる工法のため、施工管理が確実にできると共に工期が短縮。
  • 周辺環境に対しての汚染防止、施工時の騒音や振動などの影響を与えません。
  • 施工において重機を使用しないため、狭い場所やアプローチに段差のある敷地でも施工が可能。
  • 一般的な基礎値入深さ程度で地盤補強が図れるため、文化財埋蔵地等での施工も可能。
  • 使用する材料の品質が、長期にわたって安定。

GRRシート工法 適応範囲

適用建築物
小規模建築物
地上3階以下、建物高さ13m以下、延べ面積1500㎡以下(ただし、平屋に限り延べ面積3000㎡以下とする)
適用可能地盤
  • 基礎下端から基礎下端-5mの区間にWswが0.5kN未満の層が50cm以上連続していない地盤
  • 地形や近隣データから判断して、ヘドロのような未圧密土、腐植土、高有機質土などが堆積していないと判断できる地盤
  • 基礎下に擁壁の背面地盤等の人工地盤と原地盤が混在していない地盤
  • 地震時に液状化する恐れがない地盤
適応地質
  • 砂質土(砂礫含む)
  • 粘性土
  • 腐植土(腐植土では摩擦力を考慮しない、先端部は腐植土でないこと)
第三者認証
・建築技術性能証明 GBRC 性能証明 第14-14号

住宅の不同沈下を防ぐ!!

GRRシートを2方向(縦横)に敷設することにより、土のせん断抵抗を高め、住宅の不同沈下を防ぎます。 また、土に加わっている力をシート敷設効果で分散させることにより、均質な地盤を形成することを目的とする工法です。

このようにシート自体を固定するので、引っ張る強度は大。

改良工事工法別メリット・デメリット

表層改良

メリット

改良地盤が小さく軟弱地盤が浅い場合、比較的安価で出来、強度も維持できる。

デメリット

施工した人のスキルによって地盤の強度にムラができる可能性があり、不同沈下の原因になりやすい。

柱状改良

メリット

改良後の地盤強度を長年にわたり維持することが可能。支持地盤がなくても施工可な場合もある。

デメリット

地盤内部の原状復帰が非常に難しく、多大な費用が発生する。土地の売買時等に問題として挙げられることもある。

鋼管杭

メリット

3F重量建物でも構造設計上問題なく、支持地盤に支えられる杭工事として安心できる。

デメリット

騒音や振動が大きく、コストも比較的かかることが多いとされる。
支持層が無い地盤では施工ができない。

GRRシート

メリット

  • 住宅基盤や地下水への汚染は生じない。
  • 基礎工事の流れの中で施工できる為、また特別な行程は組まなくても良い。
  • 作業性が良いのと雨天でも作業が可能な為、行程の流れの遅れを防ぐ(大雨の場合は不可)。
  • 作業は振動及び騒音が無い為近隣に迷惑を掛けない、又重機の入れない場所の施工が可能。
  • 表面波探査法により施工後の改良効果が確認できる。

採用できない場合

GRRシート工法が採用できないケースがあります。

  • 軟弱層の厚さが異なっている場合 (切盛地盤にまたがっている場合も含みます)
  • 軟らかい地盤に新たに盛土した場合(3t未満)(沈下版による計測で沈下が収束した事を確認できた場合は除きます)
  • 未分解の著しい有機質土が分布している場合
  • その他、特殊な地盤状況となっている場合

六価クロムとは

六価クロムは極めて強い毒性を持つ。代表的な六価クロムの二クロム酸カリウムの致死量は約0.5-1グラムである。 六価クロムは非常に強い酸化能力を持つ不安定な物質で、有機物と接触するとその有機物を酸化して、自身は三価クロムに変わる性質がある。六価クロムの強い毒性はこの性質に由来するものであり、自然界に通常は存在しないのもこの為である。

CO2削減工法

GRRシート工法は種々の地盤改良工法と比較して、施工時には圧倒的にCO2排出量の少ない工法として2010年1月14日スタートの「チャレンジ25キャンペーン」に協力し、地球温暖化防止に取り組んでいます。

土地の資産評価価格とは

平成15年1月1日に不動産鑑定評価基準が改正施行されました。
このことにより、土地の鑑定評価時に土地の中に土壌汚染物や人的な地下埋設物があると撤去費用相当額を評価価格から減免される事になりました。地盤改良・補強工事の方法によって不動産(土地)の評価価格が下がってしまうことが発生します。
もし、あなたが土地を購入する前に、土地に汚染物質や埋設物があったら喜んで購入するでしょうか?
購入後にその事を知ったらどうしますか。購入元に撤去して欲しいと請求しませんか?
この改定前の平成8年に東京地裁で「土地に瑕疵がある」と判決が下され障害物の撤去費用相当分の損害が認められています。

自分本人ならずとも将来の子供や孫のためにも、土地の資産評価価格を下げない工法で地盤改良をする事は大変重要なことではないでしょうか。もし土地が土壌汚染をしていれば、その撤去費用には膨大な費用がかかる事になりますし、支持抗等の埋設物の撤去費用に関しても、構築時の10倍程掛かる事もあるのです。

地盤改良時にこのことを充分理解していれば、本当に安いだけで工法を決めるでしょうか。
土地の上に住宅があれば、撤去することも困難になります。
定期借地事業用借地の中に土壌汚染物埋設物があれば返還時に撤去しなければなりませんが、貸した地主さんはどうやって確認したら良いのでしょうか。

最初からそのような心配が発生しない工法の選択肢の1つに、GRRシート工法はあります。

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